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心霊

四川獅門さんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

お邪魔します
短編 2021/03/17 21:21 6,514view
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『 ピンポーン 』

『 ピンポーン 』

何度もチャイムを鳴らされた。

「そんな時間に、明らかにおかしいじゃないですか……」

鈴木さんは恐る恐る玄関に近づくも、恐怖で扉を開ける事が出来ない。
扉を見つめ、固まってしまった。

『 ピンポーン 』

『 ピンポーン 』

『 ピンポーン 』

『 オジャマ……シマス……』

急に後ろから、野太い声でそう言われた。
悲鳴を上げて、咄嗟に振り返る。

グレーのパーカーは半分、赤く染まっている。
男の鼻から上は潰れ、赤い身が飛び出していた。

口元はにっかりと笑っていた。

鈴木さんは卒倒した。

後日、鈴木さんは友人の紹介で霊能者に部屋を見てもらった。
商売で霊能者をしているタイプではなく、信用できる人だった。

霊能者は男の特徴をピタリと言い当てた。
だが、祓うことができなかった。

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コメント(4)
  • おもしろかった!

    2021/03/17/23:27
  • 理不尽すぎる…

    2021/03/18/06:47
  • なんで叫び声上げて逃げた?
    最初からピンポンダッシュしてんじゃん。
    ピンポンの途中で玄関が開いたなら驚くかもしれないが、鳴ってから開けてるなら、いつもと同じだ。
    ピンポンダッシュってボタン押したらすぐ走って逃げるんだから、その時背中向けてるのが普通だろ。
    ピンポンダッシュやったことないんかな。

    2021/03/20/22:00
  • ↑普通の人じゃないからじゃない?常識は通用しない。

    2021/03/21/22:27

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