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旧生駒トンネル

投稿された怖い話の中から旧生駒トンネルにまつわる怖い話を一覧で表示しています。

 

大阪の有名心霊スポット「旧生駒トンネル」。

過去には実際に悲惨な事故も発生していることから、数多くの心霊現象が報告されているトンネルです。

 

旧生駒トンネルにはどのような怖い話や噂があるのでしょうか。

 

 

旧生駒トンネルの新着怖い話

 

Ikoma tunnel 1914

 

大阪の有名心霊スポット「旧生駒トンネル」

大阪には数多くの心霊スポットが存在しますが、中でも定番と言われるほど有名なのがこの「旧生駒トンネル」です。

 

過去には悲惨な事故が発生しているためか、数多くの心霊現象が報告されているこの場所ですが、具体的にはどのような体験談があるのでしょうか。

 

ここでは旧生駒トンネルにはどのような歴史があるのか、かつての悲惨な事故、そして囁かれる噂や心霊現象を紹介していきたいと思います。

 

 

 

旧生駒トンネルとは

旧生駒トンネルは1914年(大正3年)、大軌(大阪電気軌道(現:近畿日本鉄道))により開通した、当時は中央本線の笹子トンネル(4,656m)に次ぐ日本2番目の長さのトンネルでした。

車用のトンネルではなく、鉄道のためのトンネルだったのですね。

 

 

 

着工から3年で開通

旧生駒トンネルは1911年に着工しましたが、開通まで実に3年という期間がかかっています。

それには地形などの問題からくる難工事であることの他、大きな事故が原因となっています。

今も語り継がれる旧生駒トンネルで起きた事故とはどのようなものだったのでしょうか。

 

 

 

1913年落盤事故が発生し多くの犠牲者が…

旧生駒トンネルが開通する1年前の1913年(大正2年)1月26日、落盤事故が発生し、約150人もの人が生き埋めとなりました。

この内19名が亡くなり、今でも毎年慰霊祭が実施されています。

 

 

 

1946年にはトンネル火災事故によりさらに多くの犠牲者が…

開通までの工事中に発生した落盤事故で多くの犠牲者を出した旧生駒トンネルですが、開通後の1946年4月16日、乗客を乗せた列車がトンネル内で車両火災を起こしたことで、23名が死亡し75名が負傷するという悲惨な事故が発生しています。

 

この事故の原因は、旧生駒トンネル内が急勾配となっており、その負荷にモーターが絶えきれず発火したのではないかと言われています。

 

・1947年にもトンネル火災が発生

旧生駒トンネルでは翌年の1947年にもトンネル火災が発生しており、約40名の方が負傷しています。

この事故の原因も1946年の事故と同様のものと言われているようです。

 

 

 

1948年さらなる犠牲者を出す大事故が発生

1946年、1947年とトンネル事故が発生した旧生駒トンネルですが、翌1948年、最大の悲劇が訪れることになります。

 

1948年3月31日、トンネル内を走行していた急行列車のブレーキが破損し急勾配を暴走、そのまま停止できずに、先の河内花園駅に停車していた普通列車に追突してしまったのです。

 

この事故では49名が死亡、282名が負傷するという、鉄道事故史上でも稀に見る大惨事となりました。

 

 

 

1964年に役目を終えた旧生駒トンネル

1964年、新生駒トンネルが完成したことにより、旧生駒トンネルは使用されなくなりました。

 

奈良側の出口は新しいトンネルの一部として流用されているため、整備などをする業者の方は旧生駒トンネルに出入りしていますが、大阪側の出口はフェンスで封鎖され、立ち入ることができなくなっています。

 

 

 

旧生駒トンネルで起こる心霊現象

旧生駒トンネルでは過去に悲惨な事故が幾度となく起きているためか、他の心霊スポットとは一味違うリアルな心霊体験談が報告されています。

 

ここからは旧生駒トンネルで体験したとされる心霊体験、そして囁かれる噂を紹介していきます。

 

 

 

最終列車がトンネル内だけ満員になる噂

旧生駒トンネルがまだ利用されていた頃、トンネルを通る最終列車がトンネル内を通過する時だけ満員になるという噂が囁かれており、実際に目撃したという報告もあるようです。

 

事故で亡くなった方が電車に乗り、帰宅しようとしていたのでしょうか……。

 

厄払いのため、終電後に回送電車を走らせていた?

当時、最終列車が走り終わった後に、もう一度回送電車がトンネル内を走っていたそうです。

実は最終列車がトンネル内だけ満員になるという噂は、近鉄社員の間でも有名だったようで、最終列車に幽霊が乗り込まないよう、最終列車の後にもう一度回送電車を走らせたのではないかと言われています。

 

 

 

電車の窓から人影が見える噂

こちらも旧生駒トンネルがまだ利用されていた頃の噂です。

旧生駒トンネル内を走行する列車の窓から外を眺めると「無数の人影が見える」という体験談が報告されていたようです。

もちろん列車専用のトンネルなので立ち入る人はいないはずです。

やはり事故で亡くなった方たちの霊がトンネル内を彷徨っていたのでしょうか…。

 

 

 

トンネルの入口にも人影が見える噂

旧生駒トンネルの大阪側の入り口周辺は、トンネル閉鎖後もしばらく誰でも近づける状態となっていました。

閉鎖された頃から既に「トンネルの入口に人影が見える」という報告があったようです。

旧生駒トンネルではトンネル内だけでなく、トンネルの周囲にも霊が現れるのかもしれません。

 

今はトンネルの入口付近には近づくことができないようになっていますが、怖いもの見たさでこの場所を訪れる人は昔から多いようです。

 

 

 

トンネル内から足音がする噂

こちらも旧生駒トンネルが閉鎖された頃から続く、「誰もいないはずのトンネル内から足音がする…」という噂です。

トンネルが閉鎖された今、トンネル内から出られなくなっている幽霊がいるのでしょうか…。

 

 

 

駅のホームに立つ人影の噂

旧生駒トンネルの先に、現在は廃駅となっている「孔舎衛坂駅」という駅があります。

この廃駅の使われていないホームに、人影が立っているという目撃談が数多く報告されているようです。

 

彷徨う霊が使われていない駅のホームで列車を待ち続けているのでしょうか…。

 

 

 

旧生駒トンネルは本物の心霊スポット

度重なる事故により多くの犠牲者を出した旧生駒トンネルは、霊が出てもおかしくない場所です。

他の心霊スポットよりも霊が出る確率は高そうですが、遊び半分や肝試しでは行かないほうがよいかもしれません。

 

 

 

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