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呪い・祟り

海堂 いなほさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

黒い影2
短編 2024/01/28 11:49 1,377view
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「そして、貴方はすべての感覚を失い、すべての恐怖の中で、死んでいくことになる。すると、多くの人は現世に恨みを持って死んでいくことになる。彼奴は、それを狙っているんです。」

「彼奴?」

「ええ、私が祓うことができなかった霊です。」

 私は、宮司の話がおとぎ話のような感覚で聞いていました。それでも、五感を喪う恐怖に、背筋をツーっと撫でられるような悪寒を感じました。

「貴方を襲った残穢の近くに本体も居るはずなので、最初に視覚を失った場所が重要なんです。」

私は、スマホにタイムラインが残っていることを思いだし、スマホを取り出すとその日の地図アプリを起動しました。あの日は、このコースを走っていたはずです。宮司は、そのコースを見ながら、ゆっくりとスクロールをした。

「ありがとうございます。」

 宮司は、私にスマホを返すと、お礼を言った。

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コメント(2)
  • まだつづきがありそうな予感

    2024/01/28/14:28
  • 宮司さんに感謝、感謝です。

    2024/01/29/09:35

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