古い小学校での心霊現象

現在中学1年生の私の長女は小学校1年生の頃、学校で心霊体験をしています。

長女が小学校1年生の頃は集団登校の集合時間が早く、学校へ到着する時間がかなり早かったそうです。
クラスの同級生がまだ来ない中、1人で教室で待機していることが多かったようです。

ある日も同じように一番に学校に来て教室に入ったところ、そこには先客がいました。
しかしそれは小学校1年生の子どもではなく、白い服を着た髪の長い女性だったそうです。先生か学校の関係者と思ったそうですが、そのような女性は見たことがなかったそうです。
それでも何か用事があるからきている人なのだと思っておはようございますと挨拶をしたら、女性は長女の存在に気付いたのか慌てた様子で顔を隠したそうです。そして教室にあった掃除用具入れを開けるとそこに入り込んでいなくなってしまいました。

掃除用具入れは高さはあるものの、中は狭く痩せたその女性でもとてもじゃないけれども入れる状態にないものでした。長女がその様子を見てあっけに取られていると、徐々に同級生たちが教室にやってきて立ち尽くしていた長女にどうしたの？と聞いてきたそうです。

長女が今までに見たことがない髪の長い女性が教室にいて、掃除用具入れの中に入っていったという話を皆にすると、そのうちの1人の男子が掃除用具入れを開けたそうです。
もちろん掃除用具入れの中には誰もおらず、いつも使うほうきやちり取りしか入っていなかったそうです。当然ながら掃除用具入れの先には抜け道もなく、その女性は消えてしまったのです。

長女の通っていた学校は築50年は超えており、今40代半ばの夫も全く同じ校舎で学んでいました。長い歴史のある小学校なので当然ながら学校関係者の物故者がおり、その関係者がまだ校舎内をさまよっている可能性があるのかもしれないと思いました。
私はそのような姿の女性は一度も見たことがなく、他の保護者からもそのような心霊現象は聞いたことはないということで、長女が何かしら力を持っているのかもしれないと少し怖く感じています。