12年越しのサイコパス診断テスト
投稿者:Mine (19)
これは聞いた事がないヤツだ。
しばらく考え、答えを口にする。
「うーん、母親からも虐められてたから…とか?」
「ざんねーん。ハズレ!いや、ハズレってわけじゃないけどサイコパスはもっと違う回答をするんだよ」
再度考えるも、その時は答えは出て来なかった。
「ふふふ、難しいでしょ。私が考えたオリジナルの問題だからね。」
気付けば清掃は終わり、担任からもう遅いから気を付けて帰れとのお達しが出た。
「じゃあこの問題は宿題ね。明日、答え聞かせてよ。」
昇降口でハルカは俺に言い渡し、お互いそれぞれ別々の帰途に着いた。
次の日、教室で早速ハルカは催促に来た。
「正解、分かった?」
「いや、まだわかんね。」
「ふーん、じゃあ明日ね。」
次の日も。
「ねえ、答えは見つかった?」
「あー、もう少しで分かりそうなんだよ。」
また次の日も。
「さすがに分かったでしょ?」
「悪い、あと少し。」
このやり取りがどれほど続いただろう。
結局、俺は正解をハルカに伝える事は永遠に出来なくなった。
ある日、唐突に、ハルカが死んだからだ。
階段から足を滑らせたと聞いた時はせいぜい軽い脳震盪かなんかだろうと思ったが、実は重いくも膜下出血を起こしていて、治療の甲斐もなくハルカは亡くなった。
この間まで楽しそうに笑ってたのに、人ってこんなにあっけなく死ぬんだ、と初めは悲しみよりまず不思議さの方が強かったな。
それから俺は中学、高校、大学と進み人並みに遊んだり恋をしたり青春したけど、心のどこかに穴が空いていて、完全には埋まらなかった。
それから何となく就職し、今に至る訳だが…。
なんで今頃死んだハルカから電話が?
誰かのイタズラか?
いや、流石にそれはあり得ないか。
スーパーで半額弁当を買い、くたくたになって家に着いたのが10時前だ。
酒を飲む気にもなれず風呂にも入らず、弁当を平らげた後はひたすら待った。
短編に纏めようと四苦八苦しましたがダメでした。(Mine)
あはは、わかりますよ。タイトル見た時短編かな?と思ったのにけっこう長かったので苦労したのかな?と思いました。
なんかこう、感動的なBGMを付けたくなるようなラストでしたね。
この作者さんやるねぇ
久々に見る良い作品だ
何だかジーンときて涙してしまいました。
良いお話でした。
いいの読ませてもらった
凄く良い。
良きかな良きかな人の愛は哀しくも美しい
目頭が熱くなりました
きっと今後も見守ってくれていますよ
今後の作者さまに幸多からんことを
主人公は結局サイコパスかーい!というツッコミを掻っ攫ってくラスト、ええで
表面的には感動なんだが。。
化けて出るなら死んでもっと近い日付で対応出来なかったんかな。
それなら子供の記憶って事に出来るし。
24で出られたら気持ち悪くて次の恋にも行けないし。
この女が結婚してくれる訳でもないんだろ?
人生潰されてるような