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呪い・祟り

津々さんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

最悪な修学旅行
長編 2022/02/08 20:11 5,155view
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私は、「変だなー」と思いながら近づいていくと、その人は突然、手を上に振り上げました。
その手には、金槌の様な物が握られていて木に向かって振り下ろしました。
木を打つような「カーン」という音を聞いて私は、「これはヤバいやつだ」と直感的に感じみんなが寝ている部屋に走って戻りました。

私は恐怖せいか、薄着のまま外にいたせいか、頭から布団をかぶり震えていました。
すると、「スッ」と部屋の襖が開く音がしました。

私が、廊下を走ったせいで先生が起きて見にきたのかと思い布団からチラッと襖の方を見ると、そこには見たこともないおばあさんが立っていました。
私は、ビックリして声を出しそうになりましたが必死に耐えました。

入ってきたおばあさんははじに寝ているこの布団に手を入れては「違う」と言っていました。
最初は意味が分かりませんでしたが、意味が分かった時は悪寒が止まりませんでした。

おばあさんは、寝ているクラスメイトの足を掴み温かさを確かめているようでした。なぜなら、外に居た人は足が冷たくなっているかです。

実際に私の足は冷たく、このままだと「おばあさんに見つかる」と思った時でした。

おばあさんは私の二つ隣で寝ていた友人の足を掴み「見つけた」というのです。

次の瞬間、友人は叫び声を上げ、その声を聴いた先生や生徒が集まり一時騒然としました。

叫び声を出した友人は錯乱状態になり、そのまま病院へ搬送されました。

このような状態でも、先生たちは「早く寝ろよ」と言い部屋を出ていきました。

私は友人のことを気にしながら、友人の布団を見るとなんと土だらけでした。
おばあさんが本当に来ていて土がついたのかとも考えましたが、多分違います。
きっと友人は私が起こした時に起きたんだと思います。
そして、私が部屋を出てから少し遅れて友人も部屋を出て来た。そして、私と同じモノを見たんだと思います。で、私より早く布団に入り寝たふりをした。寝ていた位置が私より襖側だったので、おばあさんは彼女の所で止まったと思いました。

その後、修学旅行中の病院搬送車は10名以上居たことがわかりました。なぜこのような事が起きたのか?少し調べてみると貴船神社は丑の刻参り発祥の地であることがわかりました。

それが原因だったのかわかりません。
なぜなら、私たちが巡った大半の場所は心霊スポットになっていたり幽霊の目撃が多い場所だったりだったので...

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コメント(4)
  • 京都は魔物が

    2022/02/09/01:46
  • 靴下履いて寝ればいいね。

    2022/02/09/01:47
  • 自首研修☓→自主研修○

    2022/07/23/15:21
  • これは学校に問題があるね

    2022/07/23/15:25

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