柳の木の中に

今となっては写真を怖い話を扱っているテレビ番組に送り、
鑑定してもらえばよかったと感じています。

映画「陰陽師」等、妖怪や霊の類にまつわる映像作品やストーリーにふれたことがあったから、妖怪や幽霊を見たいと思っていました。

「写真にはっきりと写る」形でしたが、自分の現実の目の前にいざ現れると、怖い。
深く考えず見たいと思っていた気持ちは失せ、安易に考えた事を反省しました。
それは私に何か伝えたいことがあって写真の中に映り込んだのか…。
いまだにもやっとしたものが残ります。

その写真が撮れてから、

私の身の回りには目立って霊現象が起きてはいませんが、
目が合ったので、今でも私の事が見えているように感じます。

撮った時は、柳の木は気になっていませんでした。
写真の中のそれは私の方に目線を向けて、柳の木の茂みの中から、
デジタルカメラで写真を撮っていた私を、観察していたのでしょうか。

柳の木は12年前から今日までの数年の間に何度か伐採され、
植え替えなどもあり、
それが映った時の柳の木は、もう存在しないようです。