亡くなった後も孤独な霊

彼の職場への想いというのは大きいんだろうなと今、改めて思います。

彼の想いが浄化され、皆が働きやすい職場環境が再び戻ることを願っています。

私はあれから近所の占い師や神社でのお祓いを巡り、１年程の無職期間を経て転職しました。

新しい仕事は順調です。

占い師にはこのように言われたことがあり、それは今も心の中にずっと残っています。

「１人で精神的に落ち込んで、自殺を選んだ彼は寂しかったんだろうね。

亡くなった後も彼はずっと寂しさや孤独を感じているよ。

だから前勤めていた職場やそこの人たちが気になるし、大きな興味関心があるんだね。

あなたも放っておいたら、もっと精神的に落ち込んで彼に連れて行かれていたかもしれないよ。

だって、あなたは彼の姿が見えるわけだから、構ってもらえて彼も嬉しいんだ。

あのまま挨拶し続けていたら危なかったね。」

精神を患った時、亡くなった前も後も彼はずっと孤独だった。

だからこそ、彼の姿が見える私が被害に遭っていたかもしれない。

そう思うと恐怖と悲しみの混ざったような、妙な気分を感じます。

今でもたまに勤め先だった会社の前を通ると、彼の姿や話し声などを鮮明に思い出します。

どうか、彼の職場への想いや寂しさが浄化されますようにと祈り続けています。