足踏み

正直ホッとした。

おばぁちゃんは腰が90度くらい曲がり真下を見

ながら近づいて来た。

100近いんじゃね？とか思ってたら

おばぁ「いらっしゃいまし〜」

俺は気を取り直して聞いてみる。

俺「急で申し訳ないんじゃけど今日から泊まれ

ます？」

おばぁ「何泊で？」

俺「とりあえず３日程。あ！明日から同僚も来

るから追加の別部屋もお願いしたい。」

おばぁ「大丈夫でごぜーますよ、ただ急なもん

で今晩はろくな食事がだせねーです。あり物くれ

ーしか。」

俺「急なお願いしたのはこっちなんで無理はい

いませんよ！お代もちゃんと払いますんであり

物でかまいませんよー。」

おばぁ「申し訳ね。ほだら部屋案内します。」

俺「あ！車を駅に投げっぱなしだから取ってき

ます！」

おばぁ「駐車場はこの裏手になります。空いてる

所さ何処にでも停めてくだされ。」

俺「あざまっす！」

急いで車を取りに行き言われたとおり建物の裏

に回ってみた。
駐車スペースは10台分といった所だ。

しかし1台も停まってない。

俺「おぃおぃ大丈夫か？貸し切り？」

とかほざきながら荷物を持って表に回る。

するとおばぁが玄関先でスタンバってました。