金魚の夢
投稿者:ぴ (414)
ショックで、私はこれにも大泣きしました。
夢で自分だった金魚が亡くなってしまったのだと思うと、悲しくて辛かったです。
実際に夢と現実がリンクしていたのかどうかは定かではありません。
自分が金魚になるなんて現実ではありえないことだし、単に私が偶然金魚の夢を見た日に、偶然が重なって金魚が死んでいた可能性のほうが高いでしょう。
しかし、それにしては金魚の夢と死のタイミングがリンクしすぎて、気持ち悪いし、怖かったです。
あまりに何度も不可思議な金魚の夢を見たせいかもしれないです。
私がえさをやっていると、金魚がじっとこっちを見つめているようなおかしな視線を感じました。
何か訴えられているような変なプレッシャーを感じ、変な動悸がしました。
こうして何度も金魚の夢に悩まされて少しノイローゼ気味になっている私を心配した母が、あるとき金魚を人にあげてしまったのです。
突然の別れに私は悲しくて涙が出ました。
けれど、その日見た夢で、私の気持ちは変わったのです。
私はその夢でまた金魚になっていました。
しかし、今までとは違ってとても幸せな夢なのです。
そこはとても広い水槽で、水もきれいでした。
ぶくぶくする泡もあって、とても居心地がいいと思いました。
そこで私はとても喜んで過ごしていたのです。
バケツだった狭い世界とは違う場所で活き活きしていました。
朝起きて母にその話をすると、母にはすごく驚かれました。
そして母が金魚を譲った相手は金魚のコレクターの人で、家のバケツとは比べ物にならない大きな大きな水槽があることを教えてもらいました。
母から見せてもらった写真を見て、私は安心しました。
そして夢の金魚の嬉しそうな様子を思い出して、寂しいけど手放して良かったと思いました。
小学生の頃に見たあの金魚の夢は、それからは一度も見ていません。
金魚の心配をしなくてよくなり、気持ちが楽になったからでしょうか。
ただの偶然だったと言われればそれまでですが、私は偶然なんかではなかったと思っています。
そしてもし自分の子供が将来金魚を飼うことになったそのときには、大きな水槽で居心地のいい環境で飼ってあげたいなと思っています。
金魚の事を思うばかりに、金魚の夢を見たのだと思いますね。