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不思議体験

けんちゃんさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

帰り道
短編 2024/04/15 19:00 726view
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死んだ方がましだ、なんて死んだ事の無いユーヤが言った。
ナオヤもヨシキもたかを括ったのか馬鹿にした口ぶりでじゃあ死んでみろよ、なんて言ってたな
俺と言えば死に対しての恐怖心がかなりあったから滅多な事言うものじゃないと仲を取り持ち、以降の中学校生活は何事もなく…とは行かなかった。

中3の冬、俺は片田舎の小さな村で何とも普通の生活を送っていた
その村には大した御法度のようなしきたりも特に無く、あるとすれば城跡があるくらい。
身バレも特に怖くないから話しますが
昔にその城の城主が大きな蛇を倒したと言う伝承のある場所で、なぜかこの城跡で一人で過ごすのが好きだった。

意識をしてみたら変だと気付ける物事が沢山あった、例えばシンジを連れて宝探しだなんて行った日古銭を見つけ二人で騒いでたら俺の手に握られていたのは動物の骨だったとか
またはある日自転車を漕いでたら後輪にカラスが突っ込んで来て見るも無残な姿になってしまったり。

翌る日、その日も寒い中朝早くに城跡に行き
(多感な時期だったので許してください)タバコをすって居ました。
セブンスター、全不良男子が好きだった銘柄
まだ300円だった(値下げに期待)
話はそれましたが、ふかした煙を目で追っていたその瞬間目の端に人影が映った

やばいなぁタバコが大人にバレたかと思い急いで足元に投げて足で消した途端に視界が真っ暗になった
は?あれ?何これと考えもまとまらない間に
耳元で聞き慣れない声?歌?みたいなのが聞こえてきた、あまりにも聞き慣れない言葉だったので覚えてないのですが節々かろうじて聞き取れたのが(余計なものがなんたらかんたら、クタヤラマシキもの?がなんたらかんたら)
って言われた、しかも俺の名前も知ってた
名前呼ばれた瞬間なんだか心臓が引き抜かれる感覚?実際に抜かれたわけじゃないのでイメージです、になって頭が痺れ始めたタイミングで(にゃー!!)って猫の鳴き声が聞こえました。
次の瞬間視界が開けて人が居たであろう場所で三毛猫が横たわって居ました、内臓が出ていて湯気が立ってました。
タバコがバレたくなくて人には言えなかったことでして、この件に詳しい方居ますか?
俺に何が起きたのでしょうか。

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