駐車場の少女

私の友人が体験した怖い話です。
友人は、20代の頃初めて一人暮らしを始めます。
ワンルームマンションを選び、東京のあるエリアで生活を送ります。

友人は、その時車を持っていてマンション前に停める感じです。
住みだして2週間ほどした頃、駐車場に1人の女の子がいました。
年齢は、５、6歳ぐらいで色の白い少女です。

1人で駐車場で、ケンケン遊びをしています。
友人は、最初気にならない感じで家へ入ります。

その後、少女の姿を駐車場で見かけるようになった友人は少しずつ気になり始めました。

「あの子何処の子だろう？」

ある日、友人は、仕事が終わり夜の8時ごろマンションへ帰りました。
いつものように、駐車場に車を停めようと暗い中バックで入れていた時です。
車の後部に、よく見かける少女がいて「バーン」と当たってしまいます。

友人は、驚き慌てて車から降りて後ろへ見に行きました。
すると、そこには少女の姿がありません。

「アレ、おかしいな？確かに少女がいて当たった音がしたのに」

友人は、不思議な出来事を思いながら家へ入って行きます。
翌日、友人は同じ時間帯に帰宅して駐車場に車を停める時、
再び、後部部分に少女が立っていました。

友人は、窓から、

「おーい。どいて。当たるから」

と、少女に言うと、少女は地面にしゃがみました。
友人は、車から降りて見に行くと、少女はいません。
少しずつ怖く感じだした友人は、近所の人に少女の事を聞きます。

すると、少女は、友人が住む前に駐車場で車に轢かれて死んだみたいです。