神様はいるかもしれない

そして打ち所が悪かったら命もなかったのではないでしょうか。

バイクの人はそのまま電信柱にぶつかって大けがをしました。

すぐに近くを歩いていたおばさんが救急車を呼んで、寸前のところで私は助かったのです。

そのすぐ後と思います。私のスマホが鳴りました。そしてその電話に出ると、あの友達からでした。

友達は「ほー」と深く息を吐きだして、「助かったみたいで良かった」と言いました。

あまりにそのタイミングが良すぎて、私はざっと腕に鳥肌が立つのを感じました。

私は友達に誘われても宗教に入るつもりは毛頭ないです。だけど、神様はいるのかもしれないとは思うようになりました。

友達が信仰している神様が何者かは分からないけど、私は友達のおかげで命が助かったと思っています。

バイクはかなりのスピードでこっちに突っ込んできて、まさに友達が言う軌道を通って事故を起こしました。

もし助言をされていなかったら、私は右のほうを警戒することもなかったと思うし、すぐに反応できなかったと思うのです。

友達が何を信仰しているのかすごく怖いけど、神様の存在は少しだけ信じるようになりました。