バックルームの煙

「私が感じたぬめぬめしたものとあなたが見た煙は何か霊的なものかもしれないね」

葉山さんは少し青い顔をして話してくれた。

私はぬめぬめした空気を想像してみた、雨上がりのあの気持ち悪い感触みたいなものだろうか？

想像したらナメクジを連想してしまったのですぐに辞めた。

葉山さんは煙について何か想像したようで、幽霊のイメージが出てきたのでゾクっとしたそうだ。

私と葉山さんが見たり感じたものは、しばらくしてからなくなっていった。

あれは、一体何だったのだろうか？

人間関係の空気が悪くなったことで引き寄せられたものなのだろうか？

真相は闇の中だ・・・。