「お化け煙突」をお存知ですか？

今、私は東京都足立区に住んでいますが、ここにおもしろい物が、伝説として伝わっています。
それは「お化け煙突」です。
「えっ、お化け煙突ってなに？」と思いますよね。
もともと、東京電燈株式会社（現在の東京電力）の建物についていた煙突で大正15年に建てられたらしいのです。
実際の煙突の数は、4本ですが、色んな角度によって、一本に見えたり、2本見えたり、3本に見えたりして、不思議な煙突だったようです。

私は、実際には見ていませんが、父の話や昔の写真を見せてもらったことがあるのですが、不思議なことに、角度によって何本にも見えていたのです。
この煙突は、五所平之助監督の映画「煙突の見える場所」(1953年)で全国的に知られるようになり、昭和時代の東京の有名な名所として映画だけでなくアニメや漫画 などに描かれていきました。

今は、ありませんが、取り壊した当時は、近所の小学校に寄付をし、滑り台として利用していたようです。
その小学校も統廃合になってしまい、学校がなくなってしました。
はたしてそのお化け煙突は、何処にあるのか・・・。
廃校になった時に、壊してしまったようです。

後で聞いた話によると、当時の写真や貴重な映像が東京都の浅草の東京電力系の施設「テプコ浅草館」に残されていたそうですが、数年前に閉店しました。
知人に聞いた話では「テプコ浅草館」には、当時のお化け煙突の模型があり、体験することも出来たそうですが、とても残念です。
閉店する前に、ぜひ行ってみたかったと思います。

これを機会にちょっとおもしろい都市伝説「お化け煙突」に興味を持ってくれれば嬉しいと思います。