あの赤い星

ーー火星って地球の未来の姿という説があるんだって。

まあ都市伝説だとは思うけれど。

でも火星って大昔に水があったというじゃない。

一日の長さも地球と殆どおんなじ…。

私、宇宙のことがよくわかんないけど、どこか惹かれるんだよね。宇宙ロマンってやつ？

でさ、ここまでが前置きなんだけどーー。
私、とある番組を見たわけよ。

その番組では時々、視聴者の人がふと疑問に思った事をつづったハガキがくるのだけれど、その疑問を司会者がゲスト達に「どうしてそうなるの？」と質問をするのね。
その日の質問は「水って地面に吸収されますよね？では何故海水は地面に吸収されないんですか？」という内容のものだった。

ゲスト達は答えられず、司会者がゲスト達を叱り飛ばした。
いよいよ司会者が答えを言った。
「本当は海水も徐々に地面に吸収されている」と。

私、理科が苦手だから水が地面に吸収される仕組みを理解出来なかったけれど、海水が地面に吸いとられているという事実は理解出来た。
つまりだ。

これからどんどん海水が減っていくということだ。そして地球から海水がなくなってしまうということだ…。まあそれはずっとずっと先の事だけれど。

何がいいたいかと言うと…将来本当に地球が火星化してしまうかもしれないという可能性があるということだ。
いずれ海水がなくなり人類も動物も植物も生きられなくなって……。誰もいなくなる。

あの赤い星。
この青い星の未来かと思うと…。

まあ…それまでに人類は科学を更に発展させてどこかの星に住んでいるのかもしれないしね。
多分……。