奇々怪々 お知らせ

心霊

玲さんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

霊感がないからと油断してはいけない
短編 2021/10/01 10:23 1,341view

霊感というものは若い時とか子供のほうが優れているとか言います。でも私の場合はそうではなかったんです。
実際、40歳をかなり過ぎてから霊感が強くなってしまったんです。それに気がついたのは、ある観光地でのことでした。

友人と2人でバスツアーで行ったのですが、その観光地自体は何度も言っていたところでした。小学校の修学旅行でも、行ったことのある観光地です。
なので特に気にもせずに、のんびりとバスに揺られて目的地に到着、その観光地の入口にあるバスの停車場で全員が降りたんですね。
私もちろん降りて、他の人と一緒の方向に行こうとしたんですが、いきなり脚が動かなくなりました。
進めないんです。先に行こうとしても進めない、何かに阻まれているようなまた怖くて進めないような、不思議な感覚でした。
どうしようもないので友人に、1人でいってくれと頼んだのです。

実はその友人は子供時代から霊感が強いので知られていたんですが、彼女は特に何も感じていないようでした。

バスの停車場に1人残って、気がついたことがありました。他の人が観光で言った場所はまた、自殺の名所でもあったこと、この時点で思い出したんです。
その後皆さん帰ってきて、食事のためのレストランに移動したんですが、その時にやたら足が重くて、動きが鈍くなったのです。
ああ、連れてきちゃった、と言う言葉が自然に頭に浮かびました。友人にちょっと待ってもらって、近くの木に抱きつきました。
誰に言われたのでもないんですが、申し訳ないながら木に受け取ってもらおうと思ったんです。そして気をもらおうとしたんですね。
元々霊感の強いう友人は、私の行動ですぐに気がついてくれて、正しいやり方だと言ってくれました。

これから後、本当に何かに付けて、あ来ちゃった、が多くなったのは事実です。何でこんなにいきなり霊感が、と未だに慣れずに居る次第です。
あの観光地で、目覚めたというよりも、受け取ってしまったのかもしれません、霊感を。

1/1
コメント(0)

※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。

怖い話の人気キーワード

奇々怪々に投稿された怖い話の中から、特定のキーワードにまつわる怖い話をご覧いただけます。

気になるキーワードを探してお気に入りの怖い話を見つけてみてください。