マーフィーの法則:不思議と奇跡の舞台裏
投稿者:窓際族 (47)
それを見て兄弟たちは金の亡者だとか手段と目的が逆になってるだとか騒ぐこともあったのだそうですが、Aはまったく気にしていません。
むしろウクライナ戦争による混乱やコロナ禍からの復帰などといった社会の変化を利用して、どうやって稼ぎを増やすかということばかり考えている始末です。
そう、Aにとって多くの個人事業主や中小企業を破滅においやったこれらのものは追い風でしかありません。
もちろんこれらが勝手に追い風になるのではなく、よくよく観察し、仮説を立て、検証し、記録して反省し、それを繰り返して向かい風を追い風にするのです。
そして真摯にこういったことをやっていると、幸運は向こうからやってきます。
おまけにAから楽して利益を吸い上げようとする人や不誠実な人は、AについていけないのでAの周囲に根付くことがありません。
……とこのように書くと、ただAがめちゃくちゃに努力をして、成果を出したという何も不思議でも何でもない話に聞こえるかもしれません。
しかし、Aはこのように実行しようと決意し、そうできたのは運によるものも大きいと考えています。
マーフィーの法則をあのように理解したのは……偶然、読解力があまり無かったから(寝ながらにして富を得るとか書いてありますからね……)。
バッチバチに極端な覚悟を決めてそれを実行できたのは……偶然、あの時俺が引きこもりでニートの暇人だったから。
極端な行動で心身に負担をかけても折れなかったのは……偶然、兄弟や親たちがああいう視線を俺に向けていたから。
小さいとはいえ会社に入れたのは……起業して成功できたのは……
こう考えると、Aが成功したのはAの努力のおかげであるとも言えるし、そうでないとも言えます。
Aが努力をしようとしたきっかけは、Aが努力して手に入れたものではありません。
偶然Aを取り巻いていた環境も、偶然Aの周りにいた人々も、然り。
そして、この「ちょっとした偶然」が人生のその後を大きく支配することもあるのです。
しかし、この「偶然」は意図的に引き寄せたり、作りだしたりすることは難しい……
Aは、子供を取り巻く教育環境や大人の学び直しを促進することで「偶然」の格差を減らすことができると考えており、国や世間に高等教育を贅沢品だと考える風潮が広がっていることを危惧しています。
また、その格差が大きくなればなるほど社会全体の環境は……
おっと、話題が逸れてしまいました。
世の中には不思議なことがたくさんありますが、それをよくよく観察してみると、その不思議が知識となり、力になるということも多いものです。
偶然、幸運、愛、魂、死後の世界など現代科学では解明できない「重要な不思議」も数多く残されていますが、不思議なことを知りたいと思う気持ちを持つことは、幸運な偶然に愛される第一歩なのではないでしょうか。
面白かった。
Aさんは本当の本気を、自分に発揮できたのかな。