うさぎさんには視えている？

Oさんは、灰色でまるまるとしたうさぎさんを飼っていました。
それはもうかわいいもので、毎日話しかけながらとても大事に育てていたそうです。

そのかいあって、うさぎさんはとても長生きしたと言います。
人間で言えば、8、90歳くらいの大往生だったそうです。

Oさんは今では別のうさぎさんと暮らしているのですが、家ではしばしば不思議なことが起こるのだそうです。
例えば足に何もぶつかっていないにも関わらず、ふわっとした感触を感じることがあるとか……

ちなみにうさぎさんはなついた人の足を鼻でつついたり、なめたりすることが多いそうです。

そしてあの灰色のうさぎさんも、かまってほしい時には鼻でOさんの足をちょんちょんすることが多かったのだとか。

加えてたまに水の減りが異常に早かったり、今いるうさぎさんがいない方から、うさぎさんがいるっぽい音がすることもあるのだそう。

また、Oさんには霊感はないので””視た””ことがあるわけではないですが、今いるうさぎさんは何もないところをじっと見ていることがあるようです。

もしかすると、人間には視えなくてもうさぎさんには視えていたりして？
ちなみにOさんはもちろん、今いるうさぎさんもとてもかわいがっています。

とてもやんちゃな男の子で、あちこちかじったり、ほりほりしたりしたがるのですがそれもまたかわいいのだとか。

ともあれ愛された動物たちの全てが奇跡的な力を使ったり、飼い主に劇的なビジョンを見せたりするわけではないですが、うさぎさんに限らず、全てのペットが「ここにいて良かった、この飼い主に飼われてよかった」と思えるような世界になってほしいものです。