不吉な月極駐車場を借りたら

駆けつけてくれた警察は、状況を数点確認するとすぐに帰って行ってしまいました。今後のことについてはお互いが加入している車の保険会社を通して
話し合いをすることになると警察に言われました。そうしてトラックに突っ込まれて後部がペシャンコになった車を運転して、私は自宅に帰りました。
警察もトラックの運転手も、事故のことを大したことだと思っていないのが伝わってきて腹が立ちました。

車が壊れてしまったので、翌日保険会社から代車を用意してもらうことになりました。そうして代車を受け取り、私は会社に出勤しました。
そしてその次の日、朝起きると体が起き上がらないことに気がつきました。体が動かないのです。病院に行くとムチ打ちがひどいのでリハビリを受けることになりました。
なんでも事故にあった次の日は気を張っているので動けるけれど、その次の日に緊張が解けて体が動かなくなる人が多いのだとか。
右手が上がらなくなり首も痛いので、完治するまでその後半年も病院に通い続けることになりました。

私が月極駐車場を借りるようになってから見た夢は、この事故の予知夢だったようでした。事故の朝に首を寝違えたので会社に行きたくないと思ったときに、本当に休んでしまえばよかったのかもしれません。また今度から自分が使うものに４のナンバーがたくさん入っている場合は、取り替えて違うものにしようと思ったのでした。