日本人形とクラスメイトの被害

「やっぱりこれ呪いだよね？」怪我をした女の子がそう言った。

もしかしたら私たちは日本人形に目を付けられてしまったのかもしれない。

そう思ったが、呪われるという噂は誰も聞いたことがなかったのです。

これ以上被害者を出すわけにはいかないと、私たちはこの日以来極力この道を通らないようにした。
そして興味本位や好奇心で鳥居や小屋を見に行くことも辞めた。

それから1ヶ月ほどが経ち、私たちは今までと変わらぬ生活に戻ることができた。

大人になってから久しぶりにこの道を通ったのですが、今は鳥居も小さな小屋もきれいになくなっていて、雑木林だけが残っていました。

クラスメイトの体調不良や怪我はたまたまなのか、それとも日本人形による呪いだったのかは今でも不明です。