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心霊

Sennogiさんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

夢で会ったのは
短編 2022/08/24 12:54 1,121view

私が高校生の時の話。

当時、私達のたまり場となっていた友達の家にて。

男4人でタバコを燻らせ、ゲームに夢中になっていた。

時刻は深夜の1時を回った時だったか。

「俺眠いから寝るわ」

友達の1人がそう言って、床にごろんと寝そべった。

特に気にする事無く、私を含む3人は相も変わらずゲームに夢中になっていた。

そしてしばらく時間が経過した頃。

「うー……、うーうー……」

どこからか、声が聞こえてくる。

どうやら背後で寝ていた友達の寝言のようだ。

額には汗を浮かばせている。

よっぽどの悪夢でも見ているのだろう。

アルコールが悪い方にでも入ったのだろうか。

ちらと一瞥して、私達はゲームの続きに興じた。

「うーー、うーーー」

「うーー!!うーーー!!」

「うーー!!!うーーーー!!!」

寝言は酷くなる一方だ。

彼は何を見ているのだろう。

寝ている彼の右手は、弱弱しく私達の方を指さしている。

もしかして、ゲームに熱狂する私達の声が五月蠅いのであろうか。

声をひそめて画面に見入っていると。

「うわっ!!!」

背後の友達が急に声を荒げて、身体を起こす。

「あー、ごめん。五月蠅かった?」

私は、彼にそう告げる。

「いや……、そうじゃないんだ」

「ん? 変な夢でも見た? 汗すごいよ」

「お前ら、そこでずっとゲームしてたよな?」

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コメント(1)
  • ババアが

    2022/08/24/21:22

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