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呪い・祟り

津々さんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

「気づいてるよ」
長編 2022/06/20 10:15 1,326view
この話は、私が中学生2年生の夏に起きた話です。

当時、夏休み前でした。例年より蒸し暑く、何もやる気が起きないほどでした。

そんな時、変なタイミングで転校生がやってきました。普通は年度初めや新学期が始まる頃に転校生が来ることが多いのですが、夏休み直前に越してくるとは変だなと思いました。

案の定、転校生の男の子(以下B)は典型的なヤンキーって感じでした。

それでも、転校生恒例のいろいろな質問が始まりました。「どこから越してきたの?」「前の学校では何の部活に入っていたの?」とかありふれた質問ばかりでした。

そしてBと仲良くなる間もなく夏休みに突入しました。

私は部活に入っていたので大体は朝から夕方までは学校で、そのあと22時ぐらいまで友達と公園などで話しをしていました。

そんなある日、Bが一人で自電車に乗って私たちの前を通過していきました。

私たちはBが一人でどこに行くのか気になり後を追いかけました。

私たちの予想は「地元(転校して来た所)に彼女がいて会いに行くとか?」、「あいつヤンキーだから暴走族の集会に出るとか?」など話しながら追いかけていると、だんだん街から遠ざかっていきました。

なので、「やっぱり族の集会だべ」と何だかテンションは上がっていきました。

しかし、気が付けば隣町に通じる山道(峠)に出ていました。

私たちはその事に気が付くと、「なんだか、あいつを追いかけるの怖くなってきたわ」とテンションも下がってきました。

そして、山道にもかかわらずBの自電車は加速していく一方で、気が付けばBを見失いました。

私たちは、「アイツの脚力ハンパない」とか言いながら帰宅することにしました。

次の日、昨晩の事を話すと部活内は大盛り上がりでした。

なので、部活終了後に「Bを探して後を付けよう」と決まりました。

昨日と同じ公園で張っていると昨日と同じぐらいの時間にBが通り過ぎて行きました。

私たちは探偵のような気分で「気づかれないように行くぞ」とBを追いかけました。

Bは昨日と同じで隣町に抜ける山道を爆走していきます。

私たちは「マジでどこ行く気なのアイツ」、「地元が恋しいんじゃない?」とかいいながら後を付けました。

すると部員の一人が「アイツって○○から来たんだよね」と転校元を聞いてきました。

わたしは「そうだよ」と答えると、部員の一人は「この道じゃー、Bの地元には行けないぞ」というのです。

部員の父親がよくこの道を使うそうで詳しいといいました。

そんな話をしていると、私たちは余計に「じゃーどこに向かってんのさ」と言いながら尾行を続けました。

ちょうど昨日見失ったあたりでBは山道に入って行きました。

私たちは「だから昨日は見失ったんだ」と話しながら距離を取りながら後を付けました。

するとBが自電車を止めた先にはボロボロの廃墟でした。

私たちは、「マジか…」と言葉を失いましたが、部員の一人が「ここまで来たんだから中まで行こうぜ」といいみんなで廃墟に入る事にしました。

Bは懐中電灯で照らしながら入って行きましたが、私たちはBにバレない様に携帯電話のライトを付けずにBの明りを追いかけました。
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