女の怖さ

最近は女性差別に対する関心が高い。
職場でも、お茶出しや雑用を頼みづらい風潮だ。
部下に子持ち32歳の女性がいる。細心の注意を払いながら接している日々だ。
でも、ことあるごとに女性特有の体調不良や、子供の送迎やらで頻繁に休む。時々ぐらい旦那さんに頼むことはできないのか？と聞くと、
「子育ては女性の仕事です。生んだのは私ですから」
…
そして送迎やらで休んだ日のことを聞くと、悪びれもなくママ友とお茶したなどと言いやがる。

年度末、尋常じゃないほど忙しい日、重要な書類作成をしている最中、書類を後輩に押し付け、逃げるかのように

「子供の送迎で帰ります」
と言って帰って行った。

翌日、さすがに腹が立って
「これ全部コピーしろ。簡単な仕事しかされられない」
と、やってしまった。
それでも他の部下からは称賛された。そりゃそうだろう。
女の特権を逆手に取って、好き放題してるんだから。

翌日、職場の労働組合と人事課から連絡が入った。
次の春、私は地方に左遷された。