高速道路のガードレールから身を乗り出す女性

独身寮に入っていた時に地元が同じということで仲良くなった先輩がいました。先輩は霊感の強い人でした。

その先輩が休日に自分で運転して地元まで帰る事になりました。

先輩が里帰りから戻ってきたら「地元に帰る時高速道路で女の人を見た」というのです。
その場所は中国自動車道岡山県美作IC近くでそこは私も地元に帰る時よく通るところでした。

仕事終わりの夜10時頃で夜中走るトラックなどそれなり交通量はあったそうです。
中国自動車は急傾斜の激しい高速道路で有名ですが美作辺りも山が深くてずっとカーブが続いています。

一旦カーブが終わり平坦になって視界が開けた所でガードレールの隙間から上半身を道路に出してこちらを見ている女性とばっちり目が合ったそうです。

彼女はこちらに向かって何か話しているようでした。
上半身までは車のヘッドライトでしっかり見えたそうですが腰から下は全く見えなかったそうです。

髪の長さが腰くらいまであって黒っぽい服装で肉付きも良くそんなに痩せていなかったので最初見た時はリアルな人間に思えたそうです。
でも状況を考えるとここは山の中の高速道路上でそれはあり得ないと気がついたそうです。
過ぎた後も女性の姿をルームミラーで確認していたそうですが女性は消える事なく最後までしっかり見えていたそうです。

事故で亡くなった女性の霊なのでしょうか。

しかしあまりにリアルに見えると、逆に怖さがないと言っていたのが印象的でした。