壊れた友人
投稿者:音松 (11)
ところが駐車場で荷物を車に乗せていたら友人が私に気が付いて近くに寄ってきてしまいました。
友人「久しぶり!ねえ連絡先教えてよ!連絡したら全然つながらなくてさぁ」
私「ごめん、今携帯持ってなくて」
友人「家ってこと?」
私「そう、ごめん」
そう言って私は車に乗り込もうとしました。
友人「待って、今って一戸建てだよね?」
私「そうだよ」
友人「今から行ってもいい?連絡先も交換したいし」
私「今日はちょっと…ごめんね」
今度こそと思い車に乗り込もうとしました。
友人「連絡取れないのすごい不便なんだよねー」
私「そうなんだ」
友人「だから家の中入らないから連絡先だけ交換しに行ってもいい?」
私「ごめん、今日はちょっと急いでるから」
友人「分かった」
そう言ってその場を後にすることができたのだが、この日から買い物に行く度友人が居た。
それもゾッとするのだが、毎回子供が居ないのが不思議でした。
買い物に行く度友人が居る恐怖から逃げるため、私は家から少し離れたスーパーを利用するようになりました。
安心且つ安全に利用できるのは本当に嬉しかったです。
ところが、そう思っていたのも束の間で、そのスーパーに移ってから数ヶ月後に友人と遭遇しました。
友人「こっちにも買いにくるんだね」
私「うん」
友人「もしかして旦那さんお弁当?」
私の買い物かごを見てそう言ってきた。
私「うん」
友人「そういえばまだ妊活してるの?」
私「そうだね。中々ね」
この場から本当に居なくなりたいと思った私は買い物の途中だったが「ちょっと急いでいるからまたね」といってすぐにお会計を終わらせて別のスーパーに移動して買い物を再開しようとしました。
別のスーパーに移動中、ふと車のミラーを見ると友人の車が後ろに居たのです。
怖いし甘いね。
アンチストーカー気質なのかな?
フリーターでも時間が不規則な仕事はたくさんあるし、なんか他人を見下してるみたい