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心霊

心霊スポットに行かなくなった理由
中編 2020/12/23 20:53 1,108view
あれは私が小学校5年生ごろのことだったでしょうか。
私は家族と母親の実家に帰りました。母親の実家は某県の山沿いにあるのですが、大都市に近いこともあり、いわゆる田舎と言われるところよりは、少し発展している場所でした。

ある日、私はおじさんといとこに、山でカブトムシを採りに行かないかと誘われました。
私は東京に住んでいるので、そういった経験はなかなかできないので、父親と弟と共に喜んで行きました。
場所は、県境近くの山の中。峠の道から1本逸れたところでした。

山深いところなので、たくさんカブトムシが採れると思いきや、思ったほどいなくて、残念がっていると、突然私は寒気と腹痛に襲われました。
思わず座り込んでしまったのですが、家族やおじさんたちは、私が何かを拾っていると思っていたのか、何も声をかけてきません。私も私で声を出したいのですが、声を発せられないで毛でなく、体が全く動かなくなってしまいました。ふと目の前を見ると、そこには薬が入った瓶や、切れたひもなどがありました。当時の私には、ごみが落ちているなくらいにしか感じませんでしたが、少し異様な雰囲気がその場所にあったのを覚えています。

そのとき、私のおじさんが突然「誰じゃぁぁぁー」と叫びました。その場にいた全員が固まってしまいましたが、その声で私の寒気と腹痛はどこかへ行き、体を動かせるようになりました。気まずい雰囲気になったので、すぐに帰ることにしました。

私もさっきまでとてつもない腹痛に襲われていたものの、そのころには回復していました。
そのあとは特に何事もなく、母親の実家に帰れました。初めて少し怖い経験をしたと思ったのですが、私は胃もたれをしやすいので、たまたまそれが重なっただけだと考えることで、そのことを忘れようとしました。

数日後、母親の実家から帰る日になりました。車でバラエティ番組を見ていたのですが、正午のニュースの時間になりました。すると、トップニュースで自殺者の遺体が、まさに私たちがカブトムシを採っていた峠付近で見つかったとの話でした。それだけだとただの偶然だと思ったのですが、そのあとの文言に私の背筋は凍ってしまいました。「遺書には『末期の胃がんに耐えられなかった』と・・・」

その場所は心霊スポットでも何でもありません。しかし、私は引き寄せてしまう側面があるのだろうと思いました。世の中のこういった話の中には、信じられないような話がたくさんありますが、私はあえてそう言ったところに面白半分で近づくのは絶対にやめようと思いました。
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記事編集(作者用) 作者プロフィール
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コメント(2)
  • だれじゃぁぁぁぁー!
    なにかじゃぁぁぁー?

    2020/12/23/22:54
  • ほよよ

    2020/12/23/23:43