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心霊

忘れられない実体験
中編 2020/11/22 21:31 555view
これは私が中学の頃の話です。
私には霊感というものはなく、普段は霊を見たりは全くしません。
もちろん中学生の当時もそうでしたが、一度だけ不思議な体験をしました。

当時私は剣道部に所属していて、いつものように同じ部員の女子たちと部室で話していました。
その時の季節は冬です。
不思議な体験だったので季節までハッキリ覚えています。

いつも通り道着に着替えて部活を始める準備が間もなく終わるという頃、私の耳元で男性が私の苗字を呼びました。
私はとっさに「はい」と答えたのですが、周りにいた部員たちは不思議そうな顔をしていました。

「何?急に」「どうしたの?」などの反応が返ってきて、私は「今名前呼ばれたでしょ?」と答えました。
しかし、全ての部員が「誰も呼んでないよ、声もかけてないし」と言ったのです。

確かに今考えると不可解なことばかりで、苗字を呼ばれた後に誰とも会話をしていないですし、そもそも私の苗字を呼んだのは間違いなく男性でした。
ちょっと怖くなった私は誰かが窓の外から呼んだのかもしれないと思い、窓が開いていないかを確認しました。

しかし、窓は冬ということもあって完全に閉められています。
では何処から聞こえた声なのか?
そう考えると、その事を話した部員と一緒に急激に怖さが増していきました。
慌てて部室の外に出て顧問の男の先生がいないかを確認したのですが、顧問の先生はまだ来ていませんでした。

男性部員かも?と思ったのですが、男子の部室は女子の部室とはけっこう離れた所にあり、耳元で話し声が聞こえるとは思えません。
あの声はどう考えても不自然です。

でも、確かに私はハッキリと自分の苗字を呼ばれたことに間違いはありません。
誰かが言った他の言葉がそう聞こえたのかもとも思いましたが、他の女子部員があんな近くに来て何かを話しかけるとは思えないのです。

感じから言うと、真横に座って耳のそばで苗字を呼ばれるような感じでした。
未だにあれは何だったのか謎のままです。

それからは一度もそのような経験はなく、いつの間にか忘れていきました。
一応親にもこの話をしましたが、親は「何かの聞き間違えだよ」としか思ってくれません。
それは仕方ないと思っています。

しかし、これは間違いなく私が身をもって経験したことです。
心霊体験をする人は多くいますが、自分の名前を呼ばれたことがある人はどれだけいるでしょうか?
そう思うと今でもちょっと怖くなってしまうことがあります。
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