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呪い・祟り

ひげおじ
中編 2021/04/20 14:51 1,749view
親戚が死んだ。
血のつながりはあるんだけど、かなり遠い親戚だったから
ほとんど面識はなかったんだ。

記憶はないが小さいころに数回会って遊んでもらったらしい。
あごひげがめちゃくちゃもさもさで、ひげおじって呼んでた。らしい。

ひげおじは俺が物心ついたころには九州に転勤していて、
ちょうどそのころ事故で足が思うように動かなくなり、
段々とこっちに来る機会がなくなっていったようだった。

死ぬ3日前、東京の大きな病院に入院しているとのことで、
急にひげおじに呼ばれて家族で見舞いに行ったんだ。

全然覚えてない人だし、ちょっと反抗期入ってるし、
車で行くなんて親父が言い出したもんだからかなり億劫だった。

東京について、入院している病院に行き、看護婦に案内されて病室に入る。

親父に「ホラ、お前の大好きだったひげおじだぞ」
なんて言われたけど、やっぱり全く思い出せない。

他人行儀に「あ、ども。」と言うと、
「大きくなったなあ」とひげおじはにこやかに笑った。

道中で写真を見せられたんだけど、
色黒でムキムキ、ごついネックレスが似合うやんちゃなお兄さんって感じ。
でも目の前にいるのは、痩せてガリガリになったおっさんだった。

ひげおじは「二人にしてくれ」としゃがれた声で親父と母ちゃんに言った。

体感的には初対面の死にかけのおっさんと、謎の二人きり空間。
俺は戸惑っておろおろしてた。

そんでひげおじは、「信じるも信じないもお前次第だ」
とクサイ前置きをし、突拍子のないことを語り始めた。

要約すると、こんな感じ↓

A家(俺ら)の血筋には、先祖代々から呪いを受けている。
呪いは、当時土地を巡って争いが起きたB家から。
先祖と言っても、何百年も前とかではない。
100年200年とかだと思う。
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