給食室近くの花子さん

給食委員の仕事が終わり、友達と2人で給食室近くのトイレに入った。
微かに灯る蛍光灯の下、話題はトイレの花子さんへと移っていった。
恐る恐るお互い個室に入りながら、その存在の真偽を議論していた。

すると、途中で友達の声が突然途切れ、不気味な静寂に包まれた。

耳を澄ませば、何も聞こえない。
隣の個室のドアがギシリと開く音が響いたため私は急いで、一緒に出ようとした。
しかし、トイレにいるはずの友達は見当たらない。
外へ出ると友達は先にトイレの外へ出ていた。
驚きと共に、怪奇の雰囲気が漂い、2人は冷や汗を流しながら、何かがそのトイレで起こったことを感じ取った。