楽しいツーリング(^o^)

そろそろ手を上げても良い距離だと思うのだけれど、嫌なタイミングで道がカーブになってしまう。

でも、この楽しい流れを失いたくない私は、それはもう渾身のヤエーを繰り出したのね。

きっと相手も同じことを考えていたのだと思う。
あろうことか、あのスピードで諸手を挙げて私のヤエーに反応をしてくれた！

凄く楽しいいいいいぃぃぃ( ﾟдﾟ )
バイクは最高だわ！！
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と考えたのもつかの間。
たった今すれ違ったバイクが横目で宙に待っているのが見える。

当然バイクは吹っ飛び、乗っているライダーは地面に何度も何度も叩きつけられてぐちゃぐちゃになっていた。
体の関節はあらぬ方向へ曲がっていたし、しまいにはガードレールを飛び越え、崖の下へ落ちていってしまった。

頭がまっしろになった。

私が・・私が手さえ上げなければ、こんなことにはなっていなかったのかもしれない・・

そう考えると身が震える。

ただ、気晴らしに来たのに、更にストレスを増やしてしまうということにも腹立たしくて拳が震えた。

周りを見渡してみれば、他のライダーはいない。

どうする・・

私は何事もなかったかのようにバイクを走らせて帰路についた。

あの人はどうなってしまったんだろう・・
あの状況では恐らく・・・