廃遊園地とやくざ

X「お前ら〇〇組のバイトか？金いいからって首突っ込むと死ぬぞコラ」

俺「いや、ちゃいます。心霊スポットで有名だったんで、興味本位です、
　　ほんと申し訳ないです。」

X「んじゃなんで鍵もってんねや、誰に頼まれた？」

俺「鍵はたまたま一桁ずらしたら開きました。扉も釣り針でいじってたら開きました」

X「信用できるかボケ。車に乗れ」

で、我々ご一行は手足を縛られ1時間近く車に揺られました。

着いたのは山奥の倉庫みたいなとこ。

3人並んで椅子に縛り付けられて、拷問が始まった。

内容は恐らく敵対してる〇〇組の回し者じゃないかどうか。

ブツを盗んだあとどうするつもりだったか。

俺らはただの心霊スポット見物に来ただけなんですと、

信用してもらうまで足の爪全部失った。

Sは2枚目ぐらいから気を失ってた。

Kは陽キャでトークが上手いからずっとやーさんに話しかけていたが、

逆に怪しまれ、一生腹パンされてた。

免許証も全部写真撮られて、実家の住所まで聞き出された。

今後あのブツがどうこうなったらお前らむちゃくちゃやぞ。と脅された。

そして、何故かKへの拷問だけその後も続いた。

どうやら、Kの兄が半グレ集団（いわゆる詐欺グループ)の一員らしく、

その指示で来たんじゃないのか？とのこと。

珍しい苗字なだけに、組員に確認を取ったらすぐに素性が割れたようだった。

Kは頑なに否定を続けていたがやーさんたちは拷問を停める気配はない。