カラオケ店のお札

会社の先輩たちとカラオケに行った時の話です。

その日は10人前後の人数でカラオケにいきました。人数も多かったので少し大きめの部屋に通されました。

カラオケ店には珍しく靴を脱いで部屋に入るタイプのところでした。

ドリンクサービスやトイレなど結構出入りの多い場所でしたが、何となく私はドアのすぐそばに座っていました。

すると、そのときは誰も部屋から出ていないはずだったのにドアの方が気になり横目で見るとバイク用のヘルメットを持って、ライダーブーツをはいた人物が目にはいったのです。

今回のカラオケには車で乗り合わせて来ていたので、誰もバイクには乗っていませんでした。驚いてもう一度見ましたが、誰もいませんでした。

私は目の錯覚だと思い、そのままカラオケを楽しみお開きの時間になりました。

会計が終わって車に戻りかけていた時、先輩の一人から「お前部屋のお札気づいたか？」と聞かれました。何のことかわからなかった私は詳しく話を聞きました。

すると、過去にその部屋を利用した人の中で帰りにバイクで事故にあい亡くなった方がいて、たびたび霊の目撃情報がある部屋だったというのです。

私はなぜかその夜から38.5℃以上の熱が2日ほど続き、会社を休まなくてはいけなくなりました。

その部屋との関係性はわかりませんが、地元では有名なカラオケ店の都市伝説に遭遇したことは確かのようです。