身に覚えのない携帯の発信

2008年当時私が大学生だった時の話です。

ある日私は大学のサークルが遅くなり終電を逃した同じサークル部員の女の子を自宅まで送っていくこととなりました。

私は大学まで車で通っており、その子の自宅付近が帰り道という訳ではなかったのですが下心もあり一緒に帰ることにしました。

適度に会話をしながら帰っていたのですが、ちょうどその子の地元近くで話しが盛り上がり、少し車を止めて車内で話す流れとなりました。

車をとめた場所は、愛知県の伊勢湾岸道（高速道路）の人気のない田んぼ道に停めました。

最初はいい感じだったのですが、その女の子が「ちょっと嫌な感じがする」といったので私は内心残念と思いながらもその場から車を出発させました。

そこから去ろうとした時、暗い田んぼ道に花束がたくさん添えてあるのが見えました。

自分も少し気味が悪くなり、その日は何もせずその子を無事自宅まで送っていき、帰路につきました。

翌日男の親友から連絡があり「昨日の夜のお前からの無言電話何？」と言われました。

自分はまったく身に覚えがなく、自分の発信履歴も残っていませんでした。

しかしながら親友の着信履歴には自分からの発信履歴が残っており、その時間帯は昨日の車を止めていた頃でした。

後からわかったのですが、車を止めた場所は当時愛知県豊田市で女子高生が殺害された強盗殺人事件の事件現場付近の田んぼでした。

何か今回の出来事に意味があったのか？何故こちらの発信履歴は残っていなくて親友の着信履歴はあったのか今だに真相は謎のままです。