奇々怪々 お知らせ
           
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心霊

自撮りに写っていたもの
短編 2021/04/07 19:17 189view
中学校一年生の頃、母に携帯を買ってもらいました。 
ピンクの可愛い携帯で私の中学生の頃の携帯といえばパカパカのガラケーです。
そのうち友達とメルアド交換や写メールなどを送り合うようになったことをきっかけに、今で言う自撮りにはまるようになりました。
しかし、おかしい出来事は夏休みのある日に起きました。
その日も友達に写メールを送ろうと思っておしゃれをして白いふすまを背景にしてカメラを構えて自分を撮りました。
「パシャリ」
静かな部屋に鳴り響くシャッター音
私は「きれいに写ったかな」とワクワクしながら画像を確認しましたが、どうもその画像にはおかしなものが写っていたのです。
真っ白なふすまの前で微笑む私の姿…そこまではいいのですが
ふすまにへばりつくように真っ黒な髪の塊のようなものが垂れ下がっているのです。
それも私のちょうど頭の上
私はふすまに汚れでもあるのだろうかとよくよく背景にしたふすまを見てみたのですが見事に真っ白で黒い汚れなどありません。
それならば、手ブレかなにかで影でも写り込んだのだろうと自分なりに解釈してみたのですが、画像の黒い髪のようなものは手ブレや影にしてはくっきりと写り込んでいるし、その髪の一本一本までがきれいに写り込んでいるのです。
「おかしい」
そう思った私はいったん、画像を消去してもう一度さっきのふすまを背景に写真を撮ることにしました。
「パシャリ」
先程のシャッター音と同じ音ですがその時は気味が悪く感じました。
さあ画像をチェックしよう震える手で画像を見てみると…
そこにはなにも写っていませんでした。
仕事から帰ってきた母に事の一部始終を語って聞かせました、すると母は躊躇った様子を見せたあと話しました。
この家が建つ前、そこは一軒家が立ち並んでいたのですが大きな火事があり沢山の人が亡くなったと母はポツポツと聞かせてくれました。
私があの日画像で見たものは、その話と関係があるのでしょうか。
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