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呪い・祟り

イエティさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

参呪箱
長編 2021/03/18 13:59 14,113view
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足で軽く触れてみると、かなり重そうだ。
もしかすると死体でも入っているかもしれないが、好奇心旺盛な叔父はそれを開けてみることにした。

鍵はかかっておらず、少し金具をカチャカチャ動かしたらすぐ開いたそうだ。

中を見ると、また箱。
一回り小さい箱が入っていた。
子供用の棺桶くらいのサイズ。

同じように開けると、またしても箱。
中型犬の棺桶くらい。

マトリョシカかよ!と心の中でツッコミつつ、同じように開けた。

やはり、また箱。

ただ、今度はかなり小さくなっていて、例えるなら大きめのティッシュ箱くらい。

開け方も良く分からず、その時点で午後14時ごろになっていたため、
その箱を持ってキャンプ地に到着した。

火を起こし、山菜や持参した食材を用いて料理を堪能した。
完全に日が暮れたころ、川で冷やしたウイスキーを堪能し、星空を見ながら物思いにふけっていた。

ふとリュックを持ち上げると、中に箱を入れていたことを思い出した。

試行錯誤しながら開けようとしたが、なかなか開かない。
段々ムカついてきて、地面にほったらかして寝た。

翌日、朝のイワナの塩焼きを堪能し、叔父は車に戻った。

仕事から帰り、箱を開けようと苦戦する日々。

土日もキャンプに行かず箱を開けようと黙々と作業していた。

叔父には15歳年下の美人の彼女がいた。
しばらく会っていなかったが、連絡の取れない叔父を心配して家に来てくれたらしく、
叔父はそれを渡し開けてみてくれと頼むと、あっけなく「カチャ」と開く音がした。

「待って中身見ないで!!俺が先に見たい!!」

といい、彼女に箱を渡してもらった。

ドキドキしながら蓋をゆっくりと開けると、
そこには手が入ってた。

手首から先。
さっきまで生きてたのかってくらい、綺麗な女性の手が入っていた。

2/4
コメント(4)
  • 仙台で女の手首と言えば吉良吉影ですよね

    2021/03/28/17:21
  • え、Yさんて誰?w

    2021/04/02/19:54
  • ↑知り合いの坊主だろ?
    普通変な箱見つけても開けないだろ?
    開けても持ち帰らないだろ?
    15歳年下って何歳だよ?

    2021/04/16/01:49
  • コトリバコ&邪視 featuring 吉良吉影

    2021/05/22/16:30

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