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呪い・祟り

わいさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

祖母の家で見つけたもの
長編 2023/12/26 18:01 17,463view
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その日、僕は夢を見た。

僕は、後ろで手を縛られていた。
両足の膝をついて、立膝の姿勢でいる。
首を曲げて下を向いているが前が見えない、すぐに目隠しをされていると気づいた。
そして周りからは、何やら罵声のようなものが聞こえてくる。
何を言っているんだろうと思い、耳を傾けたその瞬間、首に激痛が走る。
鋭い鉄製の何かが、僕の首の肉を裂き、骨を断とうとしている。
首から、生温かい液体がこぼれる。
僕は、経験したことのない激痛で絶叫し、目隠しが少しほどける。

僕の横には、男性のものとみられるわらじと、着物の裾が見える。
ここでようやく僕は、この横にいる男に首を刀で切り落とそうとされてると気づく。
一度で、首を断ち切れなかったのか、首の骨に食い込んでいた刀を抜かれた。
いったい誰が?
そう思い、顔を見上げ横にいる男の顔を見ようとしたその時、再度刀が首に入り視界が真っ暗になる。
そう、僕は絶命したのだ。

僕「うわーーーー!!!」

目が覚めると、服は汗でびっしょりで時計を見ると、昼の13時を回っていた。
当時同棲していた、彼女のAが僕のことを心配そうに見ている。

A「S、大丈夫?すごいうなされてたよ?」
僕「うん、何でもないよ。。」

僕は、彼女を心配させまいととっさに嘘をついた。
昨日の長距離の運転と、祖母の家で見つけた巻物のせいで恐ろしい夢をみたと思った。
心なしかまだ首が痛い。
ふと携帯をみると、不在着信が13件。
誰かと思い見てみると、兄からだった。
こんな夢を見たし、兄にも話そうと思いすぐに電話を掛けなおした。

僕「もしもし兄貴?」
兄「もしもしSか!?なんともないか!?」

僕の声を遮るように、兄が問いかけてきた。

3/9
コメント(2)
  • もう少し読みたかったです。

    2023/12/28/02:52
  • 作者です。
    すいません、こちらのお話まだ、作成途中でして。
    まだまだ続きますのでお楽しみに。

    2023/12/28/11:10

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