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心霊

白鷺さんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

お盆中の実家での出来事
短編 2023/02/26 14:29 893view

これは実体験で、私が小学3年生の時の話です。

私の家族は自分、父親、母親、弟の4人で一軒家に暮らしており、夏のお盆の時期になると、ご先祖様の遺影が勝手にずれていたり、パッと見ると庭を白い服の老人が横切ったりと、不可思議な出来事が多発しておりました。

何度もそのような事が起こるため、私も弟もお盆の時期は霊的な現象を警戒して、とても怖がっておりました。

あるお盆の夜の事、私と母親、弟が2階の寝室でボードゲームをして遊んでいると、下の階から階段をミシリ、ミシリ、とゆっくりと上がってくる音が聞こえました。

父親はとてもいたずら好きで、きっと私達を驚かせようと静かにゆっくりと近づいているのだと私たち3人は思い、布団に潜って寝ているふりをして、逆に父親をビックリさせようと計画して部屋の明かりを消しました。

そして、寝室まで足音が近づき音が消えたと思った瞬間、「ドサッ」と重いものが私達の布団の上に覆い被さってきました。

私達3人はビックリして「ワーッ」と言って布団から出るとそこには何の人影もありません。顔を見合わせて、急いで1階に降りていくと、父親はなんとお風呂に入っている最中でした。

それを知った時、わたしは鳥肌が止まりませんでした。

あの時、私達の布団に倒れ込んできたモノは何なのか、今考えても恐ろしい経験でした。

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コメント(1)
  • kamaです。こーゆーお盆の夏休みのお話ってのはジュブナイルな雰囲気があって好きです。
    自分の作品にも1個あるのでそのうちアップしようかと思ってますが、ワクワク感があって楽しいですよね。

    2023/02/26/18:29

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