黒い帽子に黒い上下の服、マスク姿のおじさん

私が小学生の頃の実話です。今でもハッキリと覚えています。

その日はいつも一緒に帰る友達が先に帰ってしまい、1人で帰っていました。

田舎道なので、周りには家がちらほら、あとは山に続く坂道と草ボーボーの林です。

ふと後ろを歩く人に気が付きました。
黒い帽子に、黒い上下の服、マスク姿でした。（今はマスクしないとですが、当時はマスクしてる人の方が珍しかったです）
最初は近所の人かなと思いトボトボ歩いていたのですが、ずっと同じ方向なので小学生ながらに不信感に駆られたのを覚えています。

あまりにも怖いので、遠回りをしながらダッシュで曲がりまくり、死角になるように帰りました。

今思うと、小学生にしては頭使ったなと（笑）

帰ってから家の鍵を全部閉めて、両親、おじいちゃん、おばあちゃんにも話しました。

特に何も無かったから思い込み過ぎかなと思いながら、次の日に学校に行くと、担任の先生から不審者が出たとの情報が。

不審者情報によると、黒の服でマスク姿のおじさんと。
え…(　ﾟдﾟ)もしかして昨日のあの人…。と凍り付いたのを覚えています。

その後はまた会うこともなく、良かったのですが、今でもたまにその道を通ると思い出します。

また、私も子供を産んで親になったので、我が子が同じ怖い思いをすると思うと不安でたまりません。

今、住んでいるところでも、不審者情報が防災無線で流れていたりするので、どんな時代でも変質者はいるのだなと。

自分だけは大丈夫と油断せずに皆様も気をつけてほしいと思います。