体験したからこそめちゃめちゃ怖かった話

これは実体験です。
僕がまだ高校生のころ実家で暮らしていたときの話です。
ちなみに僕は幽霊が見えたりだとか霊感が強くて何か感じるなどの特殊能力はありません。
普通の一般的な男です。

不思議な体験をした場所も長年住んでいた実家です。
その日いつものように学校から帰ってきてお風呂に入って浴室で濡れた身体を拭いていると、勢いよく浴室の引戸が開いたんです。
その時、家には母親と兄と僕がいたんですが
母は炊事場でご飯を作っていて浴室までこれません、兄も自室にいたので浴室までこれません、それなのに浴室の引戸が勢いよく開いたんです。
意味がわかりませんでした。

あきらかに誰も近くにいませんし、風が吹いて引戸が開くことも家が傾いて開くこともありません。
それなのに誰かが勢いよく開いたみたい引戸が開きました。
もちろん僕はビックリしたのですぐに誰が開けか確認したのですが誰もいません。
考えてみても家族は別々の場所ですし近くに誰かいることはありえません。
母と兄にその話をしましたがやはり家には僕ら３人しかいませんでした。

実家の浴室が開き戸だったらまだ僕の気のせいだろうと考えることができたのですが。実家の浴室は引戸だったので気のせいにはできませんでした。

実家には２０年以上住んでいましたが不思議な体験はその1度きりでした。
というか人生３７年生きて、不思議な体験はその1度です。

この不思議な体験はただ浴室の引戸がひとりでに勢いよく開いたというだけです。

でも体験したからこそめちゃめちゃ怖かったです。