これは私が高校生の時の話です。
私の地元近くには、いつからあるか分からないが廃墟になった旅館があります。
そこは、廃旅館と言うこともあり夜になると誰も来ないし警察も来ないので、他校の生徒の溜まり場にしてたみたいなのですが、
ある日、皆で夜中酒飲んだりしてる時、その中の1人が、
「酒無くなったから買ってくるわ」
と近くのコンビニに買い出しに行ったんです。
でも、1時間経っても2時間経っても
帰って来ないんですよ。
コンビニは歩いて10分ぐらいの所にあるし、
おかしいなと思って電話しても出ないし帰ったのかなーと話になってたら
「お待たせー」
と買い出しに行った人が帰ってきて、
遅いよ！や電話出ろってー等
色々文句言ってると、
「いや、30分ぐらいしかたってないのに文句言うなってしかも電話来てないしなー」
と言うんですよ
皆、
「いやもう2時間ぐらいたってるから！嘘つくなよー」
と携帯を確認したら、1時40分。
そいつが買い出しに行ったのが
1時頃なんでまぁ30分ぐらいしか
経ってないんです。
さっき確認した時は3時過ぎてたのに。
皆、あれ？ここやばいんじゃん？
ってなり溜まり場にしなくなった。
っていう奇妙な話がある廃旅館なのですが、
私達も面白そうだし行ってみよう
と肝試しに行く事なりました。
夜11時頃ですかね、
友達と3人と廃旅館着いたんですが
木や草は生い茂ってるし
建物はボロボロだし雰囲気はあるしで
怖くて中は入るの辞めて外だけ回って帰ろうとなったんです。
建物は、2階建てで地下に駐車場がある構造だったので
外回り回って地下駐車場見て
何も無いしもう帰ろう
と地下駐車場から3人並んで歩いてると
私のすぐ後ろの耳元、おじさんの声で
「おい！」って聞こえたんです。
やば！誰かいたのかな？
と思って振り返ってみると
当たり前ですが誰もいなかったんですが
隣に居た友達も後ろを見てるんですよ
私「今、なんか聞こえた？」
友「聞こえた！はっきり聞こえた！」
もう一度振り返って、誰も居ないか確認してると、
柱が何本かあるですがそこ中の一本の柱に
おい
と一言だけ書いてありました。
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