短編
2024/02/06
13:56
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プルルルル…
ババ:
「あいっ、もしもしぃ〜?」
私:
「あっ!もしもし、ババ!?今どこさいる!?」
ババ:
「えぇ?あんが家さいっけども…あじしただぇ?」(訳→え?いや、家にいるけども…どうしたの?)
うわ良かったぁ…
ジジも日課の釣りからさっき帰ってきたばかりだとの事。
一安心したので、「実はね…」と先程の出来事を伝えてみました。
ババ:
「えぇっ!あらそう、不思議な事があるもんだねぇ。確かに最近来ねぇなって思っちゃいたから、想いが伝わったんじゃねぇかな」
元来、うちの家族は迷信は信じる方で
験担ぎ、神事、カレンダーの六曜など縁起事はきちんとやる風習はありましたから、今回の出来事も半信半疑ではあったものの、優しく受けとめてくれました。
幻聴は病の可能性もありますから、しばらく注意していましたが
結局それ以来、あんなにもハッキリと“空耳”が聞こえる事はありませんでした。
現在、そんなジジババも亡くなり
私にとってはただの懐かしい思い出の一部ですので、むやみに人に話す事はなかったのですが
今回ご紹介させて頂きました。
何とも不思議な真夏の体験でした。
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不思議なことってありますよ。
怖いというより、不思議。
誰が言ったか知らないが、言われてみれば確かに聞こえる。
> 不思議なことってありますよ。
いや本当に。
世の中常識では考えられない現象多いですが、宇宙の常識が地球の常識とは違う様に、人知を超えた現象で理解できてないだけなのかもしれないですね。
> 怖いというより、不思議。
そうなんです。なのでカテゴリを不思議にしたのですが、怖いというより自分も理解が追いつかない。怖くないしまぁいいかで終わらせていた思い出だったんですよ…
> 誰が言ったか知らないが、言われてみれば確かに聞こえる。
どうも空耳アワーの時間がやってまいりました。
いや、、、すげーしっくりくるな!!www