人生初めての幽体離脱体験

昨年末、私は病気で入院していました。

コロナ禍な事もあり面会はＮＧ、外に出ることや病院敷地内の散歩も許可されず、外の空気を吸う事すら出来ず、毎日退屈で暇を持て余していました。

とにかくやる事がなく、病室にはテレビもないので日中は自室のベッドで読書をして過ごす事が多かったです。

昼寝をしてしまうと夜眠れなくなるため、日中は何が何でも眠らない様に読書をするか日記を書くかの日々でした。

ある日の昼食後、14時頃でしょうか、いつもの様に私は自室のベッドで横たわりながら読書をしていました。

なんとなく尿意をもよおしたのでトイレに行こうとベッドから起き上がろうとしました。すると、「よいしょっ！」と声を出し起き上がろうとした瞬間!!

なんと、私の上半身だけが起き上がっていて上から自分がベッドに横たわっている姿を見たのです！

私はこのような体験が初めてで、金縛り等も信じない人間だったのでとても怖くなり、横たわって寝ている自分を上から見下ろしながら

「あぁ、私はこのまま死んであの世にいくんだな。」

と思いました。何となく覚悟を決めた瞬間でした。

しかしその直後、私は横たわっている自分の体に引っ張られるような感覚に見舞われ、元に戻る事が出来ました！

あの時は何かのきっかけで私の魂が身体から抜けて、しかもちゃんと魂が身体に引き戻される感覚もあったのです。

この話を入院仲間や家族に話しても、

「疲れてたんだよ」、「知らないうちに昼寝でもして夢でも見てたんじゃないの？」

等言われ誰にも信じてはもらえなかったのですが…

本当に生まれて初めての感覚を味わい魂が浮き出る感覚があったのに…。

ちゃんと上から自分の全体の姿を見たのに…。

今でもあの不思議で怖い体験はしっかりと覚えています。

本当に怖かったのでもう2度と体験したくはないですが話のネタとして記憶に残しています。

誰にも信じてはもらえませんが。