入院中の不思議な出来事

今から2年前、自宅で体調を崩してしまい、救急車を呼んで病院に運ばれました。病院での診断は悪性貧血というもので、かなりの貧血状態に侵されていたことがわかり二週間ほど入院することになりました。

毎日、採血とリハビリの毎日で結構辛い日々が続いたのですが、一番困ったことは、すごくトイレが近くなってしまったことです。睡眠もほとんどできないまま夜中は3時間おきにトイレに行かなければならなくなり、真夜中の病院を徘徊しなければいけなくて、本当に怖かったです。

病室からトイレまで大体20メートルくらいは離れていたでしょうか。用を足してトイレを出て自分の病室に帰ろうと思ったのですが、何故か自分の病室が無いんです。この病院では病室の頭にアルファベットがついているのですが、自分の病室のアルファベットが全く見当たらずに迷子になってしまいました。

数分間病院内を徘徊していると看護師さんと出くわしてしまい、自分の病室を伝えると、この階には無いということを言われてしまい、すごく不思議な感覚に襲われました。

階段を降りた記憶もエレベーターに乗った記憶もないのに、何故か自分は別の階のトイレで用を足していたのです。今思い返してもどうしてか分からずに、モヤモヤとした気持ちが残っています。