寝ていると腕を捕まれることがあります

実家で生活していた頃、ひとりで寝ていると誰かに腕を捕まれた感じがして、目を覚ますことがたまにありました。

腕を見ても痣が出来ているわけでもない、でも確かにぎゅっと捕まれた気がするのです。

しかもこの体験をした日は決まって嫌なことが起こるので憂鬱でした。

自転車に乗っていると後ろから追い越してくる車にぶつかりそうになったり、買いものに行って変な人に絡まれたり、起こることは様々です。

なので、腕を捕まれた日は一段と気を付けて生活するようにしていました。

ただそんな私も結婚して家を引っ越してからはぱたりと何も起こらなくなったので、ここ最近はすっかり忘れていました。

思い出したのは、引っ越した家でまた腕を捕まれる感覚がしたからです。

思わず悲鳴をあげてしまったせいで夫を驚かせてしまったのですが、飛び起きた私は漠然と｢また嫌なことが起こる｣と思いました。

そして案の定次の日に自転車で買い物に行った帰りに信号無視の車にぶつかりそうになったのです。

昔のままの現象にぞっとしました。結局どうして私にこんなことが起こるのかは、分かりません。ただ実家を出てしばらく何事もなかっただけに、これから先腕を捕まれて起きる日があって、その日は嫌なことが起こるのだと考えるととても憂鬱です。