畑のお婆ちゃん

祖母の三回忌で叔父から聞いた話です。

家のすぐ近くで畑をしているお婆ちゃんがおり､叔父も普段から家の近くで遊んでいたので顔見知りだったそうです。

その日も叔父が家の近くで遊んでいるとお婆ちゃんが来て畑仕事を始めていたのですが､叔父がふと気付くとお婆ちゃんがおらず､今日は帰るのが早いなと叔父は思ったそうです｡

暫くして叔父が家に帰ると家族があわただしく支度をしていたので訳を聞くとそのお婆ちゃんが朝方亡くなっているのが見つかったというのです｡

魂だけでもやり残した事を終わらせてから逝ったのだろうなと叔父は話していました。