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呪い・祟り

釣瓶落さんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

立つだけのバイト
長編 2021/10/11 23:09 3,118view
俺は大学を卒業して社会人になったものの、どうも自分の働き方にあわずにすぐに仕事を辞めた。
そんなわけでしばらくフリーターとして仕事をすることになったのだ。
もう実家に帰るにも迷惑をかける気もするし、バイトでも食つなぐ必要があった。

「あー…時給の良いバイトみつかんねーかな」
俺は、ベッドに寝そべりながらスマホで求人を探す。

「ん?なんだこれ?」

目に着いたのは時給2万円という高額なバイトだった。
一回きりである場所に行ってしばらく、立っているだけ。

「もしかして詐欺の受け子とかそんなんじゃないよな…」
嫌な予感がする。
しかし、生活のためには四の五の言ってられない。
1時間で2万円ももらえるなんて破格すぎる。
この時、俺はかなり甘く見ていた。

そして、お金のために迷わず連絡をしてすぐにバイトをすることになった。
スマホに仕事の内容が送られてくる。

「なになに?指定の公園に夜の8時に行って一時間たっているだけでいい」
「交通費もでるし、ここから近いな」

日付は明日。
特にやることもなかった俺はすぐに受けることを承諾し、次の日の夜、実際に指定された公園に行くことにした。

公園は誰一人としておらず、遠くにネコがいる程度。
街灯も少なく月が無ければかなり暗かっただろう。

「それにしてもここで何するんだろう?ってゆうか来たこととか誰が見てるんだろう?」
俺は指定された通り、公園の中にある銅像の前に立っていた。
スマホがあれば時間はすぐに過ぎる。
ゲームをしているうちに10分、20分と時間が過ぎて行った。

俺は少し不安になって後を見回した。
(ヤバい仕事かと思ったけど、別に誰も来ないしなんなんだろう?)
(これで2万もらえるなら最高だから別にいいけど)
それからしばらくして、俺はさらにゲームをして時間をつぶす。

決められた時間まであと15分あるかないかという時に一人の女性がやってきた。
女性は地味目なスエットを着ていて、見るからに細い。
俺はバイトの人かなと思って、そこで金が支払われるのかと期待していた。
1/5
コメント(1)
  • とても強い呪いだよ(‥;)相手には倍の呪いが返ってるだろうね(..;)

    2021/10/18/12:19

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