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呪い・祟り

ゆ。さんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

古びた洋館
短編 2023/12/14 11:54 1,568view

深夜、月明かりに照らされた静まり返った街の端に、立派な洋館あった。
僕は、友人と共にこの洋館に足を踏み入れた。
友人は「聞いたことのあるあの不気味な話が本当かどうか、確かめてみよう」と言いながら、
重い扉を開けるのであった。

洋館の中に足を踏み入れると、古びた家具や薄汚れたカーテンが出迎えた。
友人は暖炉の火を灯し、部屋に温かみを取り戻そうとした。
最初は友達同士の楽しい冒険のはずだったが、夜の静けさと共に、
部屋には不気味な雰囲気が漂い始めた。
時が経つにつれ、洋館は静まりかえった中で微かな音を奏で始めた。

床を踏みしめる音、風に揺れるカーテンの影。友人は不安げに周囲を見回し、
「何か変なこと、感じない?」とに僕に尋ねた。
冷静な様子を装いつつも、心の中で不安を覚えていた。

部屋の中で、幻想的な影が壁を這い、不気味な音が二人の耳にささやかれる。
僕と友人は心の中で、洋館が何かに包まれていることを感じ始めた。
友人たちは洋館の歴史を知る地元の住人に会うことができた。
地元の老婆は静かに告げる。
「この洋館は昔、ある事件の舞台になったのよ。その時の呪いが今も続いているわ。」
戸惑いながらも、その言葉に耳を傾ける。

すると、洋館の中で異常な現象が急激に増え、彼らに対して脅威的な存在が姿を現す。
過去の出来事が洋館に影を落としており、
友人たちはその呪縛に巻き込まれていることを理解した。
僕と友人は一刻も早くこの呪縛から逃れようと試みるが、
洋館内の出口は次第に彼らから遠ざかっていくかのようだった。
部屋から部屋へと逃げ惑う中で、彼らは見知らぬ影に脅え、
恐怖に怯えながらも生き抜くことができた。

最終的に、洋館の扉を開けて外に飛び出すと、彼らの前には静まり返った月明かりの中、
草むらに隠れた何者かがじっと見つめていた。
僕と友人は辛うじて生き延びたが、
その夜の恐怖は永遠に彼らの心に刻まれ続けることになった。

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