私の苦手なもの

皆さんは幽霊を信じますか？

私は小さい頃から不思議な物を見たり聞いたりすることが多々ありました。

科学が発達してる世の中ですから、あまり人様に話すと頭がおかしい人なんじゃないかと言われそうで友達にも家族にもなかなか話せない事もあります
これは私の備忘録として書かせていただきます

私の一番古い記憶の話です

当時とある県の県営団地に家族4人で暮らしていました
私は多分3歳くらい
和室の部屋を子供部屋として与えられていてお兄ちゃんと2人でお布団を並べて寝るのが毎晩楽しみだったのを覚えています

たまに夜中に目が覚める事がありました
そんな時は決まって暗い天井に浮かぶあるモノを見つめながら、そのモノから伸びてくる”何か”を触りながらまた再び眠りにつくのでした

5歳でその団地から引っ越すまでそのモノは夜中に起きるたびに見えていたと思います
引っ越してからそのモノは現れる事なく記憶は遥か遠い彼方、全く思い出す事もありませんでした。

そのモノの答えが分かったのは
だいぶ時間が経ってから
小学校3年生くらいの時

遊びに行った友達の家に飾ってあった真っ黒い目をした日本人形

まさにそれでした。
私が小さい頃、眠れずにずっと見つめていたモノは
日本人形でした。
そして日本人形から伸びてきた手を握りながら
私は眠っていたのです。

なぜ日本人形なのか分かりません
お婆ちゃんの形見だとか、呪われた人形を拾っただなんて事もありません

ただ、それを知ってから日本人形に恐ろしさを感じ
日本人形もそうですが、黒い目の人形はもちろんエビやカニの目さえも苦手になりました

だって、夜中にずっとあの黒い目で見つめられて手を握られていたのですから