人の物を盗む女性

当時働いて職場は女性が多かったのです。　

女性同士というのは何かと人間関係で問題が起きやすいのですが、こちらの職場でも色々な問題がありました。

ある時従業員の私物が次々無くなるという事件が起きました。

傘がなくなったり化粧品がなくなったり、時には財布がなくなった子もいました。

犯人は全く見つからなかったので、私も自分の私物が無くならないように気をつけていたのです。

しかしついに私の気に入っていた時計が紛失したのです。

とてもショックで犯人も分からないままで気持ちが悪いと感じていました。

それから3ヶ月たったある日、ある一人の職場の女性が新しい時計を身につけ出勤してきたのです。

その時計は私の無くなった時計と同じ種類の物でした。

偶然なのかなと思っていたのですが、その女性は他にも職場の人の無くなった持ち物と同じ物を身につけて出勤するようになったのです。

みんなで犯人はあの人だったんだと疑うようになりました。

なぜあんなに堂々と盗んだ物を身につけていられるのか理解できなかったです。

そこで一人の方が女性に、みんなが無くなったものばかり身につけているねと聞きました。

するとその女性からの返答は、偶然ですねの一言でした。

それから少し経って、私はその女性に当時付き合っていた彼氏も盗まれました。